UNiGiNEがDirectX11対応ベンチマークを公開

ロシアの3DエンジンデベロッパUNiGiNEが、2009年10月22日、Windows 7の発売に合わせてDirectX 11対応のベンチマークデモを公開しました。オブジェクトのポリゴン数を自動的に増幅させるテッセレーションが使えるようになり、より美しい映像表現が可能になります。窓枠や積み石の彫りが深くなっているのが次の映像から分かると思います。

ご自分の環境で試されたい方は、こちらからダウンロードして下さい。

The first DirectX 11 benchmark released on the basis of Unigine engine (UNiGiNE.com)

Heaven Benchmark Download (UNiGiNE.com)

動作環境はDirectX9、DirectX10、DirectX11が動作するOSです。ただし、Windows XPではDirectX9のみ。Windows VistaではDirectX10までです。本来であればWindows VistaでもDirectX11が動作するはずなのですが、2009年10月現在、最新のDirectX Runtime Aug. 2009をインストールしても、d3d11.dllが見つからないために動きません。

ベンチマーク結果は次の通り。GeForce8800GTでは、最早、デフォルト設定でも60fpsに届きません。

UNiGiNE Heaven Demo v1.0 デフォルト設定では41.6fps

UNiGiNE Heaven Demo v1.0 高解像度では16.4fps

と言うわけで、Windows 7でゲームPCを組まれた方は、DirectX 11対応ゲームを購入する前に、ぜひ、このベンチマークで性能を確かめてみて下さい。

ちなみに、"Unigine\Heaven\data\demos"にソースコード一式が同梱されています。ゲーム開発者は目を通してみては如何でしょうか?

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